2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

はじめに

kickboardってなんだっけ?なんて方もいらっしゃるかもしれません。およそ6年ほど前、社会現象にまでなった自転車とスケボーを足して2で割ったような乗り物です。私自身はその頃大学院で建築と都市計画を研究しており、これは都市生活者の移動の定義を変える…

HCMC(ホーチミンシティー)もしくはサイゴンに

2005/11/4ベトナムは二つの大きな都市があって、南に商業の中心「ホーチミン」、北に首都である「ハノイ」から成り立っています。日本でいえばホーチミンは大阪、ハノイは東京、といったところでしょうか。その商業の中心ホーチミンから旅は始まります。どち…

HCMC2日目 その1

2005/11/5 前日は身体の中心から出る今までにない興奮からか、ホテルに戻ってビールを一本[8000d=64円]飲むと泥のように眠りました。ほんとうに泥のように。そのためか朝は7時に目覚ましをセットするも、6時に起床。駆け足のベトナム縦断なので、ホーチミン…

HCMC2日目 その2

2005/11/5 危険な建築現場を離れ、また街の中に。お土産のことも考えなければならないので、いくつかのいかにもお土産屋さんというお店に入ります。そこで改めて思ったことがあります。それはベトナムという国は「果てしなく安っぽいものが、バカみたいな安…

ムイネーという街について

オンボロバスは何とか、お昼過ぎにムイネーの安リゾートホテルに到着します。ホテルの従業員らしき人たちが、「ここは$5だ」としきりに客引きをしていました。バスの欧米人はほぼ、そこに泊まるようでした。ここでも事前に日本で調べておいたおすすめホテル…

ムイネーにオープンバスで。

2005/11/6前日に手配したホーチミン>フエのオープンバス[AnPhu Tourist $15]で、ついにホーチミンを朝、出発します。目的地は海沿いのリゾート、ムイネー。別にリゾートに興味はなかったのですが、沢木耕太郎の「一号線を北上せよ」の中に出てくる「ムイネ…

ムイネーの朝とニャチャン

2005/11/7 二日目はムイネー唯一の観光スポット「砂丘」に行ってみることにします。もちろんジープではなくkickで。夕食を食べたビーチ沿いのレストランでやっぱり一人で朝ごはんを食べます。たまねぎの入ったオムレツとトースト、コーヒー。この辺はリゾー…

ニャチャンの濃い夜

2005/11/7 ブンチャーのお店をでて、ホテルまでフラフラとキックボードで帰ります。その時、路上にあるビアホイ(生ビールを飲ませるお店のこと)から声がかかって、「おい止まれ止まれ」と。基本的に「アヤシイマチ」という印象だった為、かなり警戒しなが…

とんだ勘違い

2005/11/7 ホテルに戻ってふてくされながらメインのバックを見ると、そうだった手帳はコッチに移していたんだ、ということが発覚。ああああぁ。疑ってごめんなさい。手帳もお金もホテルにおいてありました。すぐさま路上ビアホイにキックします。そっけなく…

NHA CHANG [ニャチャン]

もうかれこれ1年半ぐらい経ってしまった。記憶を辿りながら、少しずつ書き足していきます。戦慄の夜を越えて朝7時過ぎに、5ドルの窓のまったくないホテルの部屋で目覚めます。昨日起こったことが現実なのか、ということに、しばし唖然としながら持ち物とお金…

ニャチャンのクソ暑い午後と足の不自由な絵描きの青年

ロンソン寺でがっくりしながらもバスの出発は夕方18時。気を取り直して昼食を。Fho Boo(10000d)とSaigonbeer(7500d)。 booっていうのは牛肉、っていう意味です あまりにも暑い。ビールでも飲まないとやってられない。ニャチャンという街は南北に長く、ってい…