HCMC2日目 その1

2005/11/5
前日は身体の中心から出る今までにない興奮からか、ホテルに戻ってビールを一本[8000d=64円]飲むと泥のように眠りました。ほんとうに泥のように。そのためか朝は7時に目覚ましをセットするも、6時に起床。駆け足のベトナム縦断なので、ホーチミンもこの日で最後。道端で地図なんて見ようものなら、怒涛の客引きに合うことが予想されたので、ホテルで地図をギュッと読み込みます。今日のメインはベンダイン市場・ドンコイ・グエンフエ通り周辺を中心に、恐怖のお土産も考慮しつつ回ってみる作戦に。まずは初日から屋台というチャレンジをしてしまって、「うまい」と噂されていたベトナム料理が不発に終わったので、ガイドブックにも載っているPho2000(フォー2000)という比較的キレイめなフォー屋さんに行くことにします。
確かに清潔なファーストフード店のような店構え。メニューもしっかりあるし、英語表記もちゃんとあります。そこでフォーボー(牛肉のフォー)[18000d=140円]と小豆の入った飲み物[8000d=64円](チェかと思ったら本当の小豆ジュースでした、甘くて失敗)を注文。ライムを搾ってさっぱりいただきます。店員もしっかり働いている感があってよかったのですが、あまりにも店員が多い。賃金が安く設定されているからなのか、店のイメージを上げる為にしていることなのか、他店舗への無言の意地の張り合いなのかはよくわかりませんでしたが、ホテルやショップ、その他いろんなところで思ったことでした。その後はベンタイン市場なんかにも寄ってみましたが、まだほとんどの店が陳列しているところ。またあてもなくぐるぐると街を走り回ることにします。
そこで見かけた建設現場。建築の設計を生業としているものとして、やっぱり気になります。今まさに旬な「姉歯」じゃないですけど、こちらの建築にはかなり恐怖を感じます。元々が地震の少ない土地柄なのか、はっきりいって柱が細すぎます。びっくりするぐらい。梁もかなり少ないし、スラブも薄い。ぼくが泊まっているホテルなんかもっとチャチいんだろうな、と思ったら恐怖で眠れなくなりそうです。(ばっちり寝ていましたが)
木造のようなRCのビル
しばらく何枚か写真を撮っていたら、現場の兄ちゃんがチラチラとkickboardを見るので、乗るか?と話しかけると、恥ずかしそうに頷いて、初レンタル。ココからぼくのベトナムの旅がゴトリと動き始めるのです。
初レンタルkickboard