ムイネーにオープンバスで。

2005/11/6

前日に手配したホーチミン>フエのオープンバス[AnPhu Tourist $15]で、ついにホーチミンを朝、出発します。目的地は海沿いのリゾート、ムイネー。別にリゾートに興味はなかったのですが、沢木耕太郎の「一号線を北上せよ」の中に出てくる「ムイネー」という土地に、どこか惹かれるところがあった、ただそれだけでした。
ヒュンダイ製のぼろいバス(そんなに古くはないのだけれど、ガタがきている感じ)はゆっくりとツアーのブッキングオフィスを出発します。ただ、出発といってもファングラオの安宿を順繰りに止まっては乗り込みを繰り返し、結局本格的に出発したのがそれから一時間後。しかし、さすがにバスは速くて、kickboardではどこまでもフラットだと思っていたホーチミンもあっという間に郊外な雰囲気に変わり、所々で工事中の巨大マンションとその宣伝看板が立つ、日本のそれと通じるところがあるような風景が広がっていました。ただ、道にはカブ。そしてそのすぐ横には未舗装の赤茶けた道があり、それに寄り添うようにトタンで出来た粗末な家があったりします。同乗している白人の人たちは、iPodで音楽を聴きながら、眠りこけていますが、ぼくは飽きることなくひたすら外を眺め続けていました。
建設中のマンション